歯みがきに関する常識?


 誰もが毎日行うだけに歯みがきに関しては、「常識」のようにいろいろ言われていることがあります。 しかしなかには、少しまちがっていることやあまり根拠がないものもあるようです。 今回はそのあたりを確かめてみましょう。
歯みがきに関する常識? 
○歯ブラシのヘッドは小さいほうがよい
小刻みにブラシを動かして歯みがきをしようとすると、動かしやすい小さめのものがベターです。 しかしあまり小さすぎると歯みがきの効率が悪くなってしまいます。 2~3cmくらいの大きさが適当です。

○歯ブラシの毛は硬いほうがよい
硬めの毛でゴシゴシやったほうが汚れが落ちそうな気がする方も多いと思います。 しかし歯みがきで落としたいのは、歯垢(プラーク)であり、これは軟らかいものです。 ですので軟らかい毛先の歯ブラシでも十分に落とすことができます。 むしろ硬い毛でゴシゴシやって、歯が削れてしまうことのリスクが大きいと言えます。

○歯ブラシは早めに交換
歯ブラシメーカーの策略にも聞こえるかもしれませんが、毛先が広がってきたり、毛に弾力がなくなってきたら替えどきです。 毛先が広がると歯の隙間に入りにくくなります。また毛先も丸くなってきて効率が悪くなります。 また長く使っていると歯ブラシに細菌が繁殖してしまうリスクもあります。

○磨きにくいところから磨く
歯の裏側など磨きにくいところから磨くよう、よく言われています。 別にどこが始まりでも良いのでしょうが、集中力のある最初のうちに難しい方を磨いたほうが汚れもよく落ちるという考えです。 どこから磨いても良いのですが、磨く順番は決めておいてそれにしたがって磨いていったほうが、磨き残しを少なくすることができます。

ほとんど歯ブラシの話になってしまいました。次回もう少し歯磨きの常識を検証したいと思います。